【日大アメフト部】の問題は日本社会の膿(うみ)だと思う。元体育教師の考察。

ども、世界一周準備中のジゲン(jigen1987)です。

連日「日大アメフト部」のタックル問題が報道されていますが、いい加減にやめてほしい。

あの訳のわからない会見じゃなくて、

僕たちが見たいのはヴィッセル神戸に加入する「イニエスタ」会見です。

外野がとやかく言う問題でもないので、報道はほどほどにしとけばいいのに…

でも、今回の「日大アメフト部」の件ついては元体育教師としては、ほっとけない事件だったので、自分の考えをプログに書こうと思いました。

結論から言いますが、悪いのは選手。責任は監督。この事件はスポーツ界だけでなく「社会問題」です。

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僕はイニエスタの記者会見が見たいです。明日世界一周に出発します。ボタンをクリックしていただけると助かります。

「日大アメフト部」事件の概要

アメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学の定期戦で、日大の選手が関学大のクオーターバック(QB)に危険なタックルをして、負傷させた問題が波紋を広げています。タックルをした選手が大学本部より先に会見を開き、内田正人前監督らに危険なプレーを指示されていたと証言する異例の事態となり、対応が後手に回った大学側に批判が集まっています。引用:読売オンライン

簡単に言えば、監督の指示で日大の選手が危険なタックルで関学の選手(司令塔)をつぶそうとしました。

で、そのことにつてい日大の監督、コーチ、選手が記者会見をし、日大の学長まで記者会見に出る騒ぎになっています。

事件当日の選手とコーチのやりとり

事件当日の試合中にはこのようなやりとりがありました。

「日大アメフト部」のタックル問題のココがおかしい。

世間のみなさんは今回の問題をどのように考えていますか?

報道を見ていると選手が守られて監督・コーチ・大学が悪いっていう構図にすごい違和感を感じています。

  • そもそもタックルをした選手本人が悪い
  • 「ノー」と言えない体育会部活内での圧力

そもそもタックルをした選手本人が悪い

そもそも今回の事件は選手本人に一番の問題があります。

【アメフトの試合】

監督:「ケガをさせて、潰せ!」

選手:「わかりました!」

ドン!(タックルで怪我をさせる) 

【日常生活】

上司:「あいつを殺せ!」

部下:「わかりました!」

グサ!(包丁で刺す) 

この二つの構図って全く一緒なんですよね。

この刺してしまった部下(大人)をあなたは弁護できますか?

それにも関わらず、監督・コーチが責められているのはなぜでしょうか。

コレって変ですね。

これが小・中学生の選手ならわかるんですが、宮川選手はすでに20歳を超えています。

立派な大人であり、善悪の判断もつくはずです。

ましてや、スポーツを長年やってきたということもあり、ある程度の社会性・判断力もあるはです。

指示があるないに関わらず、タックルをした宮川選手が100%悪い。

僕は声を大にしてそう言いたいです。

しかし、自分も長年選手として、監督としてスポーツに関わってきたので宮川選手の気持ちは十分にわかります。

もし宮川選手の立場ならタックルをしていたかもしれません。

では、なぜやってしまったのか。ここに日本スポーツ界の深い闇があります。

「ノー」と言えない部活内での圧力

部活動を経験した方はわかると思うんですけど、監督・コーチって神様のような存在なんですよね。

強豪校であれば、その人たちに気に入られるか、気に入られないかでその後の人生が変わってしまう人もいますからね。

また、監督・コーチ以上に怖いのが部活の先輩。年齢も2〜3歳しか離れていないのに、あの異常な存在感に僕自身、中・高の時は言いなりになって過ごしていました。

そして一番の問題というか…

一番の原因が一緒に戦う同学年。

「え?!」

って思った方もいるとは思いますが、これ本当です。

心理学用語で「同調圧力」という言葉があります。

同調圧力(どうちょうあつりょく 英: Peer pressure)とは、地域共同体や職場などある特定のピアグループ(英: Peer group )において意思決定を行う際に、少数意見を有する者に対して暗黙のうちに多数意見に合わせることを強制することを指す。引用:ウィキペディア

こうやって、友人・部活・職場・家庭の集団はなんとなく似たような集団になっていくんです。

”空気を読む”もこの「同調圧力」から生まれています。

ユダヤ大虐殺とか今の北朝鮮の政治なんかもまさにコレ。

「とりあえず、周囲に合わせなきゃ」みたいな。

なかなか「違う」、「やりたくない」って言えないんです。

話がそれましたが、それで、同調できないとどうなるのか?

当たり前ですが、同調させようとします。

意識していなくてもみなさん絶対に無意識にやっています。

というか、”その事実を認知した時点”でその一員です。

その同調させる行為には決してポジティブなものがなく、”いじめ””いびり”になっていきます。

みんな、それが怖いから同調しようとして、結果として本意ではないのに今回のように危険なタックルという常軌を逸した行動にでるわけです。

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このような事件を起こさないためにはどうすれば良いのか?

ちょっと考えただけでもたくさんでてきます。

  • スポーツの勝利至上主義をやめる
  • スポーツの過剰なテレビ放映←どうして音楽や芸術はもっと発信されないの?
  • 大学(高校)のスポーツ推薦の撤廃←大学は研究をする場
  • 大学(高校)の体育会部活によるブランディング、宣伝行為

などなど。

大枠でまとめると

  • スポーツ至上主義になっていく世の中
  • その世の中を作っている僕たち大人

をどうにかしなければならない。

『スポーツ至上主義』になっていく世の中

肌感覚で言いますが、社会全体が”スポーツ至上主義”に向かっているような気がします。

東京オリンピックなんかまさにいい例。

スポーツやっている人スポーツができる人ヒエラルキーの頂点に立ってしまうことが問題です。

これ小学校・中学校の教員を経験した自分だから言えるんですが、足の速い子、少年団、部活、クラブチームで頑張っている子ってなんかチヤホヤされていません?

子どもからだけじゃなくって、保護者や先生からも。

小学校なら足の速い子、中学校なら部活などで地区大会・県大会で勝ち上がると、『学校通信』の一面に載るじゃないですか。

でも勉強のできる子や、音楽・美術の得意なこの情報は表立って掲載されることはありません。(学校にもよりますが)

こんな風に僕たちって気づかないうちに”スポーツ>その他”の図式を刷り込まれているんですよ。(特に日本)

なので簡単には社会のスポーツ史上主義はなくならないと思います。

その世の中を作っている僕たち大人

試合中の宮川選手もタックルする前は、

「タックルをしなければ、仲間・先輩に嫌われる」

「タックルをしなければ試合に出れなくなる」

「試合に出られなければ、アメフト選手としてのキャリアが…」

「アメフトがなければ、就職ができない…」

こんな感じに追い詰められていたと思います。

誰がそうさせたのか??

日大の監督でもなければコーチでもありません。

それは親や友人、今まで関わってきた大人たち、スポーツ選手つまりは”社会全体”です。

『頑張らなければならない』

『勝たなければならない』

『良い大学に入らなければならない』

『良い会社に就職にしなければならない』

『良い家庭を築かなければならない』

こんな”根拠もない基準””〜しなければならない”に頭を悩ませていたんだと思います。

繰り返しますが、今回の事件は100%学生の宮川選手が悪いです。

でも、誰がそーさせたんですかね。原因は彼のような人間をそこまで追い込む社会です。

今回のような事件が起こる度に、社会全体(一人一人)が気づける世の中になって欲しいと切に願います。

いつの日か宮川選手には、そんな心の弱さを伝えられる人になって欲しいです。

それでは!

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