【ADHDって何?!】3つの特徴とその対処方法を説明します!

僕は公立学校の教諭として小学校に1年、中学校に6年勤めてきました。
通常学級だけでなく、特別支援学級のお子さんも担当していたことがあります。

周囲に相談できず、困っている誰かに届けばと思い不定期で特別支援教育
関わる情報をブログで発信していきたいと思います。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは?

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは注意欠陥(集中が続かない)多動性(じっとしていられない)衝動性(突発的に行動してしまう)の3つの症状を特徴とする神経発達障もしくは行動障害です。

ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。
参照:文部科学省

統計的には子どもの20人に1人成人40人に1人にADHDが生じることが示されています。
以前は男性の方が多いと言われて来ましたが、現在では男女比が同程度に近づいているという報告がされています。

近年では大人のADHDも認知されるようになってきて、注目を浴びています。

ADHDの3つの症状

ADHDの代表的な症状は「注意欠陥」「多動性」「衝動性」の3つに分けることができます。それぞれの具体的な特徴を見ていきましょう

注意欠陥による症状

  • ひとつのことに集中するのが難しく、集中力が長続きしない
  • 周りの刺激に気を取られやすく、すぐに気をがそれてしまう
  • 忘れっぽく、良く物をなくしてしまう
  • 面と向かって話かけられているのに聞いていないように見える
  • 学校の勉強で細かいところまで注意を払わなかったり、不注意な間違いをしたりする
  • 課題や活動を順序だてて行うことが難しい
  • 同じことを繰り返すのが苦手

こうした過度の不注意は、ワーキングメモリーという脳の機能が十分に働いていないためです。

ワーキングメモリとは、今していることや考えていることの短期的な記憶です。例えば、「明日は遊園地に行くから、着る服を決めてから早く寝る」というワーキングメモリから、自分が置かれている状況を把握し、「もう10時だから、寝よう」という判断ができるのです。

しかしADHDの場合、このワーキングメモリーの容量が不十分なため、言われたことをすぐ忘れてしまったり、現時点での自分の状況を客観的に分析できず、その場に適した行動に繋がることができないと考えられます。

多動性による症状

  • 一方的にしゃべる、しゃべりだすと止まらないなど、過度にしゃべる
  • 授業中など、座っているべきときに落ち着いて座っていることが難しい
  • 力加減がわからず過激になり、夢中になりすぎて、余暇活動におとなしく参加することが難しい

多動の症状は本人の意識とは関係ありません。動くことで脳が活性化するのでどうしても無意識のうちに動いてしまうのです。

衝動性による症状

  • 横から割り込む、一番にこだわるなど、順番を待つのが難しい
  • 他の人がしていることをさえぎったり、邪魔したりする
  • 質問が終わらないうちに答えてしまう

思いついたら、行動してしまうのが一番の特徴です。行動する前に一瞬立ち止まって考えるというブレーキがききにくいために起こるのではないかと考えます。

こうし「注意欠陥」「多動性」「衝動性」に基づく行動は、非常に誤解を受けやすいものです。意図的に相手を困らせようとやっているのではなく、ADHAの発達特性に起因するものであるということを理解してください。しつけや育て方が原因ではありません。まずは上記の内容とお子さんの日常を照らし合わせて見てください。

ADHAの原因

脳の働きに偏りがある

一般的に、ADHAでは中枢神経系になんらかの機能障害があると考えられています。中枢神経系とは脳と脊髄を中心とした神経のことを指します。

ADHAは、脳の神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンの分泌が不足することで、
不注意や多動性があらわれるのではないかと考えられています。

これらの神経伝達物質は、動くことで分泌が促進されるのではないかと言われています。

遺伝的素因・社会的要因の関連はどうなの?

遺伝的・心理社会的要因の関連も報告されおり、これらの相互作用によりADHAの状態像が完成して行くとする考え方もあります。厳密に言うと、ADHAの核となる部分を遺伝的・心理社会的要因が増幅する場合があります。

繰り返しますが、ADHDは育て方やしつけが原因ではありません。

ADHDの支援の支援方法

教育・療育的支援

①環境調整
子どもの生活環境から不要な感覚刺激を減らし、目的や課題に集中しやすい構造や枠組の明らかな空間を作ります。

②ペアレント・トレーニング
保護者がADHDを持つ子どもへの理解を深め、より円滑に日常生活を送ることができるように具体的な対処法を知るためのものです。

③ソーシャルスキル・トレーニング
ADHDの子どもが必要なソーシャルスキル(集団行動参加、言語的、非言語的コミュニケーション、自己コントロール、自己・他者認知スキル)を学ぶプログラムです。果たしています

薬による支援

薬を使う目的は子どもの二次障害を防ぎ、自尊心を獲得することを支援することです。ADHDの症状を改善することによって、悪循環を断ち子ども本人が学ぶ機会を増やしたり、成功経験を重ねたりすることで、子どもの努力を応援する役割を担っています。現在、日本においてADHD治療薬として承認されているお薬は下記の通りです。

  • 注意欠陥/ 多動性障害治療剤
  • 中枢神経刺激剤

ADHDは治るの?

現在、脳の働きを完全に治す方法はありませんが、様々なトレーニングをや薬を用いることで、どもの能力を伸ばすことができます。自分自身、子どもが変わる瞬間を何度も目にしてきました。

もし、お子さんの様子が気になっても問題はないです。トレーニング次第でいくらでも化けますよ〜!!

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